孤高のラプソディー




もちろんその攻撃の矛先はツィアンスに向いている。


急いで立ち上がり、ツィアンスの元へ刀を引きずりながら今の全速力で向かう。

全速力と言っても、早歩きぐらいのスピードである。



「っ、ツィアンスっ‼︎…」


やっとの事でツィアンスのところまで行ってすぐに自分の背後に移動させる。


それと同時に、悪魔の手から黒っぽい球体がこちらに向かって放たれる。


翡翠は、刀を振り上げる。

「っぅあっ…いてっ」

少しの動作で、肋骨にひびく。


でも、痛みに耐えてなんとか飛んできた球体をぶった斬る。


真っ二つに斬られた球体は両サイドで爆発する。


うわ、こんなのまともに食らったら死にそうだよ‼︎


余計なことを考えていると、

「っひすい‼︎

あぶなっ………っ、」



黒い球体が爆発してできた黒煙の中から悪魔が出てきた。


咄嗟のことすぎて反応しきれず、腕を掴まれ、
悪魔は黒い翼をはためかせ上空へと連れて行かれる。


「っうあぁぁっ、」

腕を引っ張られているため、肋骨の痛みは尋常ではない。


「まったく、しぶといねぇ〜

めんどくさいし、手っ取り早くここから落とすのがいいかな〜」


笑顔で怖いことを言っている悪魔。