とは言っても、悪魔には隙というものがほとんどない。
余程戦闘慣れしているのか、さすがの翡翠でもかなりやりづらい状況である。
様子見をしていると、先ほどよりもスピードを上げてこちらに向かってきた悪魔。
「…っ‼︎…………ぐぁっ‼︎‼︎」
すかさず、受け身をとった翡翠だが、まともに悪魔からの蹴りをお腹に食らった。
2.3mぐらい吹っ飛ぶ。
「……………ぅぐっ……」
地面に引きずられる翡翠の体。
いったぁー……
これは絶対に肋骨にヒビ入ったなぁっ
いや、折れてるかな
そう思っていると、
「さぁ、お姫様、僕といっしょに来てもらいますよー。」
と言って、ツィアンスの前に立つ悪魔。
「っ、いやよっ…」
そう言って、こちらに向かって走ってくるツィアンス。
「うーん、手荒な真似はしたくないんだけどなぁー
まぁしょうがないか。
ボスには怒られると思うけど、死体でもいいかな。」
え、今この人やばいこと言ってませんでした?
いや、人じゃなくて悪魔だけど…
すると悪魔は、こちらに手をかざしてきた。
すると不思議なことに、悪魔の手から紫のような黒のような球体のものが、
まるで、なんかのエネルギーが集まるみたいにだんだん大きくなってくる。

