ど、どうする?
これはもしや、笑っちゃうくらいヤバい状況?
「あーあ、あんなにあっさりとやられちゃうなんて、案外使えないなぁ。
全く、一族の恥だね。口程にもない。
あ、でももう一族とやらはいないかぁ。」
あの悪魔は、どうやら翡翠が抱きかかえているこの子狼たちに言っているようだ。
「ちょっと‼︎
子たちを苦しめていたのは、あんたなの?」
たまらず、翡翠は言い返す。
すると、悪魔は尚もあの貼り付けた笑顔で、
「そーだよ。
そいつらはね、ある一族の生き残りなんだよ。
珍しいし強いって聞くから、僕のペットにしようと思ってね。
でも……」
少し間をとって、
「あんな、ガラクタだったなんてねー
全く、期待はずれだよ」
スッと、真顔になって言う悪魔。
とてもゾッとした。
綺麗な顔が、なんの感情もない顔になると、こんなにも怖いのか⁉︎
お、怖ろしい…
「任務も果たせないとかないわー
と、言うことで、ガラクタのせいで僕がやらなくちゃいけなくなった。
君には悪いんだけど、そこの女の子、こっちに渡して欲しいんだけど。」
と、また貼り付けた笑顔で言う悪魔。
ツィアンスが、スカートの裾をキュッと掴んだ気がした。

