ある中学校では図書室にホラー関係の本がある。
 そこの生徒のK君は中学校二年生だ。
 彼は本を読むのが好きで、毎日のように図書室に行って本を借りていた。
 童話や小説や図鑑など様々な種類の本があったが、彼はそこにあるほとんどの本を読みきってしまった。
 借りれる本が無くなってしまったので、今度は貸し出し禁止のコーナーの方へ行くようになった。
 そこには中学校二年生ではとても理解できない、いや読むことすらできないような内容のものがたくさんあった。
 けれども彼はそんな訳の分からない本でも読むのが好きだった。