「どう...して?」

周りにも校舎にも、

もうあたし以外人はいない。

じゃあ、藍田は誰を待って、

そこに立っているの...?

こんな時に...

この日に....。

あたしは何も気づいてないように、

あなたの横を通り過ぎた。

振り返りも...せず。

...そしたら...

「待てよ!」

後ろから声がしたんだ...。