桜井が、警視庁に戻ると海富と若蔵が口喧嘩をしていた。「駄目だ。昨日の今日だぞ。係長だって認めるはずないだろう」若蔵が海富を叱っていた。「俺がどうしたて」桜井は言うと自分の席に座った。「係長。お願いがあります。」海富は桜井の前まで来て言った。「何だ」「あの…僕たちも現場に出させてください」海富は頭を深々と下げて言った。桜井は二人の様子を見てから言った。「昨日の事で捜査一課長も怒っている。」「お願いします。」「係長。僕たちて処分の対象になるんでしょうか」桜井が何か言おうとした所に桜井の同期で仲の良い交通機動隊小隊長の海樹 透が入ってきた。「桜井係長。」リズム良く言うとサイドテーブルの上に置いてあった警察官の服を着たクマのぬいぐるみを持った。「なんだ。海樹」桜井は呆れて言った。「いろいろと悩んでるんじゃないかて笑いに来たよ」「それはどうも」「聞いたよ。蔵長捜査一課長の息子相手に大喧嘩したんだって」海樹が蔵長に言った。