何故か更に顔を赤く染めた男の子。


……え、まさか…
あの人熱があるんじゃ?!

そう思いあの人に

「あの、ほんとに大丈夫ですか?
顔が真っ赤ですよ?」

……。

……。

「……です」

「え?」

今、何か言った?
聞こえなかったから聞き返してみると…

「あの、お、俺!
五十嵐楓真“igarasi‐huma”っていいます!」

「え?
あ、はい」