麗「こ、んどう…いさみ…?」



ースラリーーー

土方が刀を麗の首筋にあてた。


胡桃「麗!!!」



土方「何故知っている…?」



麗のつぶやきに気がついたのは土方だけではないようだ。
斜め後ろにいた沖田も今にも抜刀しそうだ。
眼鏡の男も顔を顰めている。


その時、結花が麗の首にあてられた土方の刀を素手で掴んだ。


土方「なっ…お前!」


結花「麗を傷つけるなら私を倒してからにしろ…」


土方が刀をずらそうとするが、結花にがっちり捕まれ動かせない。
もちろん、刀は本物だから結花の手が切れて血がたれている。


後ろを見れば栞里がいつの間にか沖田の背後に周り、首をホールドしている。


沖田「んなぁっ!」


結花の行動に目を取られ、栞里の動きに気が付かなかったようだ。



土方「わ、わかったから手を離せ!」



あの鬼の副長とも言われる土方が18の少女達の行動に驚かされていた。