「それじゃあ、ワテの予想はあたりそうもないネ」


「えーいいじゃーん
教えてよー気ーにーなーるうー」


「ウザ!

放課後に教師に聞けば何かは分かると思うから、ワテのはあくまで予想ダヨ
参考程度に聞くといいヨ


クレイオスを保護したのは大精霊だと思うネ


クレイオスが魔方陣に向かって魔力を放ったときにワテら魔物は恐怖を感じた


あんなにゾッとしたのは初めてネ
悪魔が目覚めると思ったヨ」


「えーうっそー
そんな風には感じなかったけどー?」


「ヒトは鈍感ネ
それとも、ギルが危機管理能力が制御されすぎてるのかネ」


「うへぇーきっつー」


それを一別して、ハンニヴァルナはまた話し出した


「そのときに大きな力がクレイオスの魔力を包みこんだのを感じたネ

あのまま魔力を放出したままだと危なかったネ


だから、クレイオスは気をつけた方がいいネ」


「何に気をつければいいの?」


「全てに、ダネ

もし、仮にクレイオスが悪魔たちの、
"あの方"の生贄にされでもしたら、この世界は闇黒の時代にはいるヨ


数千年前に起きたと言われる闇黒時代の再来…


まあ、考え過ぎかもしれないネ」


「そーだよー
これはハンニャバレンの予想なんやからー!」


「ワテの名前はハンニヴァルナだヨ!
いい加減に覚えろネ!」




さっきのシリアルな空気は何処へやら

2人は仲良くギャンギャンと騒ぎ出した