それで?アタシをヨんだ魔法使いの生徒は誰かなー?
はっけーん!
ゲッ!クレイオスじゃん!
よーく見ると、違和感に気づいた
クレイオスが居ることは分かるのに、何も視えない
どういうこと…?
オカシイ
まさか本当に彼が…?
「おい!さっきから呼んでるだろー?エラ!
ほらー早く行かないと俺がモモに怒られるんだけどー?」
グレンセンセーがアタシを呼ぶ声が聞こえるが、それどころじゃないし、ウザいから無視
「聞こえてないのかなー?
ふーんへーんほーん
おーおーそれならこっちも作戦ありまーす
えーおっほん、
Eクラスのエラ!
えーっと、なになにー?
プロフィール(個人情報)ではなー
身長143センチ ってちっさ!お前まじ小さ 「次また小さいって言ったら削ぎ落とします」
どこを!?なんて恐ろしい子!というグレンセンセを再び無視
そういうデリケート(身長)な部分には慎重に触れるべきだよね?
と、思っているとモモさんが来た
「主が申し訳ございません」
丁寧に謝罪するモモさん
「いえいえ、(凄く苛ついたけど、まだ)大丈夫です。では…」
「はい、いってらっしゃいませ」
いい使い魔だなぁ
モノグサのグレンセンセにはもったない、と思っていたアタシは気づいてなかった
「あの方は…まさか……?」
キキーモラがアタシのことに疑問を抱いていたことに
アタシはクレイオスの巨大な魔力にあてられて鈍っていたことに



