「えっ、、ちょ、、、やっばくない!?なにあ
のイケメンたち!しかも双子!?」
彼らの登場にはさすがの茉優もびっくりしたようで。
ちゃっかり女子の取り巻きの中に入って観察している。
確かに、二人とも背高いし顔は似てるけど髪型のせいか雰囲気全然違うし、これじゃ女の子たちがほっとかないのも当たり前かも。
そんなことを考えながらぼーっと人だかりを見ていると
「ねえ、彩優。あたし達と同じ双子だよ!イケ
メンだし、これは仲良くなれるんじゃない!
?チャンスだよチャンスううう!!!!」
なんて、茉優がとんでもなく余計なことを言い出したもんだから。
「ダメです。茉優さん。話しません。」
高校生活を平穏に過ごしたいわたしにとって、入学初日から注目のイケメンと話すなんてことは自殺行為に近い。
女子達に妬まれるにに決まってる。
ただでさえわたしたちだって双子で目立つのに…。
そんなわたしの忠告も無視して、気づいたら茉優は人混みの真ん中に入り込んで行っていた。
「ちょっ、茉優…!?!?」
怖いもの知らずの茉優さんの行動により、わたしもまとめてイケメン双子兄弟の前へ。
