雪の日

彼にとって、雛子の代わりは誰でもよかったんだと思う。


たまたまそばにいたのが、あたしだっただけ。


彼のなかでは、『雛子』と『雛子以外』という分類だから。


でも、それでもよかった。


あんなに愛されていた『雛子』には、なれない。


代わりでもなんでもいい。


ただ、彼のそばにいたい。


それがあたしの望み。


だから、雛子の代わりに、彼と一緒に住み始めたの。