「ここー!これ教えて〜!」


「あー。いいよ?どれー?」


「あっ、ここちゃんオレにも!」


「お前だけっっずるいぞ!オレにも教えて!」



ここあのド天然さ、それと、見た目に似合わない頭脳により、
ここあは男女ともに人気があった。


男子のなかではファンクラブもできていて、


毎日廊下はここあを見物にくる人々で埋め尽くされていた。