何だったんだろう
あの人私のこと探るような目をしてた

それに後ろを振り向く前に一瞬期待しちゃった…
もしかしたら貴方じゃないかって…




だってほんの少しだけ
貴方と同じムスクの香りがしたから





そう思いながらもまた貴方を探して繁華街を歩き始めた。
















「会いたいよ、多樹…」