私と君は幼馴染み



「夏希ちゃん、なんでそんなに優馬君と一緒にいるの?見ていて気持ち悪いよ」


気持ち悪い、そう言われたのは初めてで悲しくなった。


その反応で調子に乗ったのか

「優馬君ともうくっついたりしないって約束!いいよね?」

と言われた


「嫌だよ。優馬とは離れないよ」

私が反論するとムスッとした顔でこういった

「夏希ちゃん。約束破ったらおしおきなんだよ?」


後から知ったけどその子の母親は暴力的で子供にも暴力をふるっていたらしい。


その子は私にもしたんだいつも母親にされている"おしおき"を



その子は筆箱からハサミを取り出して私の腕に振りかざした。


周りにいた子もヤバイって顔で先生を呼びに行っていた。


__グサッ


ハサミでも力いっぱいやれば突き刺さることもできる。


「っ...痛!!!痛い、、、痛い!痛いよぉ...」

私は泣き叫びながら腕から垂れる血を抑えようと必死に頑張った。


ハサミを浅く突き刺さされて、抜かれているので全く血が止まらない。



グラッと視界が歪み倒れる直前に見たのは
駆け寄ってくる優馬の声と
先生の大きな声だった__