私と君は幼馴染み


引っ越し発覚後、私は教室で大号泣していた。

「っ...優馬と離れなくないよ...グスッ...」

「僕も同じ気持ちですけど、しょうがないですよ」



「離れてもずっと仲良しだよね......?」

「当たり前です。」



「じゃあ、じゃあ、また会えるよね?」

「会いに行きますよ」




「今日で最後なんだよね...?」

「明日、引っ越しですからね...」




「...うぅ...ヒック...優馬ぁ...」

「そんな泣かないでください。きっとまた会えますから」

そう言った優馬の横顔は少し楽しんでいるようにも見えた気がした。




それから泣き疲れた私と優馬は
家に帰り引っ越しの準備に明け暮れた。