時は流れて高校入学式の日。
___ピリリリリ!!!
「んー......起きなきゃー...」
目覚ましを薄目で探して今の時刻を見る。
現在は午前5時。
学校の日はいつも早起きな私...って言っても
顔洗って、学校の準備して、優馬の家に行くって感じだけどね。
優馬は朝が弱くて、
私以外に起こされると機嫌が悪くなる(らしい)
新しく買った制服を慎重に着て
リビングへ行った
「おはよう〜」
「「おはよう」」
母も父も早起きな人なので
笑顔で挨拶してくれる
「あら、夏希!制服すっごい似合ってるわよ」
「確かにな。流石俺の娘だ」
「ふふっありがとう?」
少し恥ずかしい気もしたが、笑顔で言った。
とにかく、顔を洗って髪を整えなきゃ!
顔を温かいお湯で洗って
ストレートの髪を研ぐ。
「今日は珍しく跳ねてない!ラッキー!」
いつもは頭が爆発してるけど
髪も入学式っていう空気を読んでくれてるらしい。
あとは...優馬を起こしに行くだけかな?
バックを持って、鏡を見て再確認。
もう出発ってとこで母が話しかけてきた。
「優馬君家に行くのよね?それだったらこれを持っていきなさい」
と渡されたのは透明な箱に入っているサンドイッチ達
「わあ!美味しそう」
「優馬君達と食べてね?じゃあ、いってらっしゃい」
「うん!ありがとうお母さん」

