__チュンチュン
「んっ」
朝...?
目を開けてカーテンを開ける。
今日は...隣の人に挨拶しなきゃね。
ミルクココアを飲みにリビングへ行くと
母はもう起きていた。
「おはよう、夏希」
「おはよう!お母さん!」
ミルクココアを作ってゆっくり座って飲む
休日の朝はいつもミルクココアを飲む。
でも、やっぱり優馬の作るミルクココアの方が美味しいんだよね...
何を入れてるんだろう?
聞いても「秘密です」って言って答えてくれなかったんだよね。
「おはよう〜」
「あら、おはよう」
お父さんが起きたらしく母との話し声が聞こえる。
「もう、隣への挨拶行っちゃう?」
「そうだな。9時だし...丁度いいんじゃないか」
「夏希、挨拶行くから着替えといで〜」
「はーい」
急いでミルクココアを飲み干して
着替えに行こうと階段を上がる
「うーん...どんな服がいいかな」
左隣の松井さんは
同い年くらいの男の子がいるとか言ってた気がするから、かっこ悪い格好は見せられないし...
白いワンピースにしようかな?
何色でも会うし、その上にカーディガンと帽子もかぶろう。

