「ふぅ〜これくらいかな」
全部荷物を出して片付けたのでとても達成感がある。
「夏希~?隣の人に挨拶行くわよ!!」
「はーい!」
隣の人はどんな人かな?と内心ワクワクしながら母と父に着いて行った。
「最初は左隣から行きましょうか」
_ピンポーン
「はーい?」
「隣に引っ越してきた霧野です!
今後ともよろしくお願いしますね!」
母につられて私も頭を下げた。
「あら?今日で2回目だわ、ご近所さんが引っ越しの挨拶に来るのは」
「えっと...同じ日に引っ越してきた人がいるんですか?」
と母が質問した。
「そうですわよ、あなた達の家の丁度隣って言ってた気がするわ。素晴らしい偶然ねぇ」
「そうなんですか!なら、今日はお忙しいから行かない方がいいかしら?」
「その方がいいと思うわ。では、今日は疲れただろうからゆっくり休みなさいね。
これから、よろしくお願いします」
__バタンッ
「とんだ奇遇もあるものね」
「お隣さん、どういう方かなぁ?」
「ふふっ楽しみねぇ」
ウキウキを心にしまいながら、他の家にも回った。
__ガチャ
「ふぅ...疲れたな」
父がそう言って寝室に行った。
母は「まだ残ってるから」と言ってまた作業を始めた。
私も正直疲れているので先に寝かしてもらうことにした。

