「今度、信歩ちゃんに謝りなさいよ!?

そして…ハァ……なんて情けない姿を
してるんでしょうか。」


未だに押さえられている類さん。
朱音さんの夫で『双覇』の幹部だった人。

普段は物静かなんだが、
朱音さんの事になると周りが見えなくなる。


「娘と息子達に押さえられて恥ずかしくない?
これで何度目かしら。

私が実家に戻ってる理由を忘れた??」


「お母さん命のお父さんが
無意識に殴ろうとするのなんていつもの事じゃん。」


「もぉ、慣れっこぉ〜♪」


「流石に今回は相手が女だったんで
少し強目に止めさせて貰いました。」


「幾らなんでも女の子に手を出しちゃ
駄目だよねぇ〜(笑)」