「次は絶対負けない!」


「そぉーだそぉーだぁ!!」


「どうして私の子供達は血の気が多いのかしら。」


何やら二人に稽古をつけていたらしい。


「母さん、客来たよ。」


お、ナイスタイミング。


屋敷から出て来た友人に手を振る。


【お久しぶりです、朱音さん。】


四人の視線が俺らに集まる。


「紫苑くん、皆もお揃いで。
いらっしゃい。」


朱音さんは悩殺もんの笑顔で迎えてくれた。