「あの花火大会の時に
君らの態度と気持ちが一致してなかったからさ。

もしかしたら…って思ったんだよね〜。」


「…軽蔑するか?」


「さぁ…その立場にならないとなんとも。」


『嵐王』と笑い合う信歩を見る度に後悔に襲われる。


俺が瑠愛の正体に早く気付けたら、

守る力があれば、

傷付ける事なく…側に居られたのか?


「……ッ…!」


堪えきれずに涙が伝う。