私の顔を見ると慌てて
コップに水を注いでくれた。


『ありがと…喉、乾いてたんだよね。』


カラカラになった喉を水が潤してくれる。

それだけで心が鎮まっていくのが分かった。


【嫌な夢でも見たか?】


『うーん…最悪なのをね……紫苑も?』


【…似た様なもんだ。】


夢のせいですっかり目が覚めちゃった。