「おい、俺様が質問してやってんのに 無視すっとは良い度胸してんなぁ。」 うわぁー…迫力ある。 『ノーコメントです。』 ここで『隣地区から来ました』って言ったら 絶対にあの話題になるんだから…。 自分で考えて気持ちが暗くなる。 ツンツン… 何かの感触に我に返って見ると、 紫苑がペンで突っついていた。 【怖い顔してんぞ。】 そう言われて無理矢理笑顔を貼り付けた。