『私が言いたいのは傷付けたくないって事!』


「んな事はどーでも良いんだよ!!」


ど、どーでも良い!?


「私達が側に居るんです。
何がそんなに不安なんですか?」


『嵐王』が強いって事は分かってる。

でも、そのせいで『朱雀』と揉める事になれば
どっちも無傷じゃ済まない。

それを分かってて
守ってもらうなんて自分が許せないから。