『なる!』


迷いがなかったから即答した。


「コレを渡しておく。」


渡されたのはあのピアス。


「俺の女って証な。」


棗は右耳に、
私が左耳にお揃いの朱雀のピアスを付けた。


「無くすなよ?」


『うん、大切にする!』


この不死鳥の様に永遠を信じて疑わなかった。