扉の方を見ると、2つ下の妹の 結兎(ゆう)が怪訝な顔をして立っていた


ゆうは、私とは違い、オシャレでブランド物の服しか持っていない


中学生なのに彼氏がいる


私は少し考えた


これを全部話して服を借りるのもアリかもしれない


体重はともかく身長は同じくらいだし


「あ…実は…」


私は全部を話した



そしたら…


「わー!よく彼氏できたね!!しかもふーき君でしょ?よかったじゃん!!あのモテるふーき君がね… こと姉をね…」


ニヤニヤしながら言ってきた


「うるさいな!!」



「服貸してあげないよー?」




「……すみませんでした」



「よしよし、許したゲル。私の部屋おいで」



「ありがとうございます!」


私は部屋を出て、ゆうの部屋へ行こうとした


そしたら…



「こーとー、ゆーうー、夕飯できたよー」



母さんの声だ




「じゃあ、とりあえず夕飯食べて、風呂入ったらまた部屋来て!服選んであげるから」


「うん!」


私達はそう言う会話をしながらリビングへ向かった