私達はそのまま、生徒が立ち入らない屋上へ続く階段へと行った


どうしよう…やっぱり怒られるよね…


「神楽!」

「は、はい!?」


覚悟を決めよう。嫌われてもしょうがない…

影で好きでいよう…


「俺、サッカー出来なくなった」


「え…」


やっぱり…あの火事のせいで…

俯く私にふーきは…


「しばらくの間な!」


「え??」


予想外の言葉だった

「しばらくっても、小学生の間はもうできねぇ。リハビリしてまた中学校入ったらやる!」


「…まだ動けない状態なの?」

恐る恐る聞いた


「今は、な!けど心配すんな!じきになおる!」


笑顔でふーきはそう言った。


「だから、神楽は自分のせいとか思い病むなよ?」

「でも…」

「大丈夫だから!安心しろよ!それじゃ、戻るぞ!」


言い放ってそのままふーきは戻って行った



ほんとに大丈夫かな?だけどなんか嫌な予感がする…



不幸にもその予感が的中した。