目が覚めて一番に見たのは病院の白い天上だった

病院独特のにおいに戸惑いつつ

私の横で泣いている母の姿が目に入った


「こと…!こと…!目が覚めたのね!!あなた、3日間も眠ったままだったのよ!!」

「お母さん…」


そこで私ははっとした

「お母さん!!ふーきは!?ふーきは大丈夫なの!?」

お母さんは少し驚きつつ、

「ええ、命に別状はないわ。けど足の火傷が酷くてね…」


「そんな…」


後で詳しく聞いたとこと、

私を庇ってできたて火傷が酷く 、幸いな事に切断までには至らなかった

それでも激しい運動は止められた


私のせいで…大好きなサッカーが出来なくなるなんて…



私はふーきと顔を合わせるのがとても辛かった