「ん。わかった」
そういうと、翼くんは店員さんを呼んで頼んでくれた。
なんか、翼くんってチャラそうに見えて結構しっかりしてるよね。
それからしばらくして目の前にパンケーキが運ばれてきて、
翼くんとあたしはそのパンケーキを見て頬が緩んだ。
鼻をくすぐるキャラメルの甘くて美味しそうな匂い。
うわぁ……ヨダレでてきそう。
「お前、ヨダレ出てる」
「えっ…!?」
翼くんに言われて慌てて近くにあったウェットティッシュを口元に手をやってゴシゴシと拭く。
すると、前からケラケラと笑い声が聞こえてきた。
「な、なに…?!拭けた!?」
「最初から出てねぇよ…ぷっ…ハッハッ…」



