「イヤとか受け付けねぇからな」 そういって、またメニュー表に視線を落とした。 顎に手を当てて、どれにするか真剣に悩んでいる様子。 え…、マジで本気でお仕置きってそれだけ? そして、あたしは未だに放心状態。 あたし……今日ラッキーすぎて怖いんだけど。 「ちょ、ちょ…!?」 「んだよ、うるせぇな」 「本気で言ってるの…!?」 あたしは机に両手をついて身を乗り出して 翼くんに尋ねる。 すると、翼くんはそんなあたしに驚くどころか 不愉快そうに眉をひそめて 「…本気だけど悪い?」