【完】俺様王子とKissから始めます。




「はいはい。じゃあ、頑張ってね。

なんかあったら私にすぐに言うんだよ」


姉御肌の朱里はいつも呆れながらもあたしを見守ってくれている。

優しい優しい、あたしの親友だ。


「ありがとぉ~。やっば、朱里は最高だっ!」


そういって朱里の肩をバシバシッと叩く。


「はぁー。もう調子がいいんだから」


呆れたようにため息をつかれるのは
毎度のことで、もうなんとも思わない。


「てへっ」


「おい…」


そんなとき、後ろから翼くんの声がした。

あたしの席は一番後ろで、翼くんの席からはだいぶ離れてる。

だから、こんなところに翼くんがわざわざ来る訳ないよね…。


「ねぇー!朱里!!どうしよう!!

ついに翼くんの幻聴が聞こえちゃったかも…!!」