「今から、時間あるな?」
翼くんがあたしに尋ねる。
「え…?」
「まあ、あるって答えしか受け付けてねぇけどな」
そう俺様発言してあたしの手首を掴み、再び下駄箱まで歩く。
「お前、靴箱何番?」
「え…?」
「お前さっきからそればっかりだな。
だから、靴箱何番だっつってんだよ」
な、なんで靴箱…!?
まさか、みんなにあたしの靴箱の番号を言いふらす気!?
それで、あたしの靴箱の中にはたくさんの悪口のメモが……
わぁーー…想像しただけでも恐ろしい!!
というか、もう今日入ってたし…!!
あれよりもっと酷いのが入ってたりしたら……
あーー!!もう怖すぎるよ…!!



