うーん……思いつくけど、
どれもいいヤバすぎの意味じゃない。
また、嫌われちゃったよ…
ほんとあたしは何をやってるんだか。
「あたし元々ヤバイやつだもん…!!」
もうここは開き直るしか手はない。
いいもん、あたしはヤバすぎでも。
それぐらい翼くんのことが好きで好きで仕方ないんだもん。
「いきなりキスしてくるようなやつだもんな」
そう笑って言った翼くんはもういつも通りのように見えた。
さっきのは何なんだったんだろう…??
「そ、それは…!もうあれはよかったの…!」
そのおかげで今こうして翼くんと話したり、
一緒に廊下を歩けているんだから。
キスしてなきゃ、きっと今も見てるだけで終わってた。



