「お前、ほんとバカ正直だな」
「ま、またバカって…!!」
「もういいから。さっさと書けよ」
そう言われたから、大人しく日誌を書く。
あー…ほんとに今すごい幸せだ。
好きな人と過ごす時間って本当に幸せ。
嫌だった日直だって、
今は日直でよかった!って思うぐらい。
翼くんの力ってすごいな。
あたしの気持ちを一気に変えるだもん。
「書き終わった。
よーしっ!職員室に持っていってくる!
翼くん、最後までいてくれてありがと!!
じゃあ、また明日ね。」
筆箱にシャーペンと消しゴムを閉まって
スクールバッグに入れ、バッグを肩にかけて手には日誌を持つ。
わぁ〜…翼くんと一緒に最後まで過ごしちゃったぁ。
楽しい放課後だったな。
嫌なことばっかりだったけどさっきのでそんなの吹き飛んじゃった。



