「お、教えてよ…!」
「無理。なんで俺がお前に教えなきゃいけねぇの?」
そういった翼くんはもういつもの翼くんだった。
さっきの一体なんだったのか。
まるで、小動物みたいな感じだったのに。
今はオオカミだ、オオカミ。
「もういいもんねーっ…!」
ムキになって日誌を書く。
もう半分殴り書きみたいだ。
「そんな拗ねんなって」
あたしの前に差し出されたのは
さっき翼くんに見られた恥ずかしの消しゴム。
「別に拗ねてないし」
なんとなく消しゴムを手に取ってカバーを取る。
すると、そこにはさっきまでは無かった絵が消しゴムに書かれていた。



