「いやー、それはペットの名前でして……」
無茶な嘘をついてみる。
あたしは昔、犬に襲われてからペット…というか動物が苦手で
今でもそれがトラウマ。
あの時は幸い、近くにいた男の子に助けてもらったんだけど。
そういえば、あの子すっごい可愛い顔してたなぁ〜
もしかしたら、ボーイッシュな女の子だったのかも!
昔のことを少し思い出して懐かしくなる。
まあ、翼くんはあたしが動物が苦手なこと知らないから嘘をついてることはバレない。
「はぁ?みえみえな嘘つくんじゃねぇよ」
「えぇっ…!?」
なんで嘘ってバレてるの…!?
あれ…?またあたし口に出してた?
「お前は動物無理だろ。俺が知らないとでも?」
な、なにそのドヤ顔………
“俺はなんでも知ってますよ”みたいな顔。
あたしになんかに興味無いくせになんで知ってるのよ。



