「なに?俺に見とれてた?」
あたしの顔を覗き込むようにして見てくる。
や、やめてよ…そういうのは。
ただでさえ、かっこいいのにそんなイケメン顔が至近距離にあるともっとヤバイから。
「そ、そ、そそそんなんじゃない…!!」
図星を突かれたあたしは動揺してカミカミ。
これじゃあ、『そうです』って言ってるようなもんじゃん。
「嘘つきだな、お前は」
そういいながら、あたしの消しゴムを触る。
「あっ…!それは…!!!」
『ダメッ!』そう言おうとしたときにはもう遅かった。
翼くんはもう消しゴムのカバーを外していたから。
さ、最悪……見られた。



