いや、恥ずかしすぎるでしょ。
もー…なんであたしはこんなミスばっかしちゃうのよ。
「あっ、あのこれは……」
「はぁー…ほんと隠すの下手くそだな」
呆れたようにそう言いながら
あたしの持っていたシャーペンを奪い、
あたしの筆箱から新しいシャーペンの芯を入れて
それをわざわざまたあたしの手に戻してくれた。
翼くんの手があたしの手に触れる度にドキドキする。
こういうさりげなく優しいところとかほんとに好きだなぁって思う。
「ほらよ。
あ、ここ漢字間違ってんぞ。ほんとバカだな…ってなに?」
「へっ……?あ、あぁ!ほんとだ!間違ってる!!」
つい、かっこよくて見とれてた。
でも、そんなの知られたくない。
だから平然を装いながら消しゴムで間違った字を消す。



