【完】俺様王子とKissから始めます。




「べ、別に逆らってなんか…!」


ただ、恥ずかしいだけで……。

男の子慣れしてないあたしはもうドキドキしまくり。


「んじゃあ、このまま続けるから」


そして、沈黙の中あたしたちは黒板を消し終わった。

ふぅー…緊張した。
こんなにドキドキしながら黒板消したことないよ。


「あとは日誌だけだから翼くんは帰っていいよ」


離れてしまった手を名残惜しく思いながら、
自分の席に日誌を持って腰を下ろす。


さすがに日誌は一人でかけるし、
これ以上、翼くんに迷惑はかけられないからね。


「…そんなに俺に帰ってほしいわけ?」


そんなことをいいながら、翼くんはあたしの前の席…つまりは朱里の席にあたしの方を向いて座る。


「へっ…!?」