「くっそー…山田やつ。覚えとけよ〜」
あたしが怒ったらコワーイんだからね。
そんなことを思いながら、黒板を消していく。
でも、身長の低いあたしは上までギリギリ届くが届かないかぐらい。
精一杯背伸びをして消していく。
「はぁ〜疲れた。この黒板身長高すぎ」
そんな独り言をぼそっと呟き、
再び作業に戻ろうとしたそのとき
後ろから手が伸びてきてあたしの持ってる黒板消しに触れた。
て、手が…////
誰かわからないけど女の子ではないその手。
ゴツゴツしてて男らしい…そんな手があたしのちっこい手に重なっている。
山田くんかな…?
「山田くん、遅いよ。遅刻だよ遅刻」
あたしは後ろも見ずにそう言った。
さすがにこの状態は相手が山田くんであってもドキドキする。



