【完】俺様王子とKissから始めます。




尋常じゃないぐらいのスピードで
あたしの心臓はドクンッドクンッと音をたてる。


つ、翼くんに聞こえないかな?


「……お前は?俺のことまだ好き?」


もう、この際信じる信じないもどうでもいいや。

きっと、翼くんは嘘であたしに「好き」だなんて言わないもん。

なら、そんなの…答えはひとつ。


「大好きだよ…っ、好き過ぎて辛いぐらい」


あたしは翼くんの鼻から離れて、唇にそっとキスをした。

今度は正真正銘、口と口でキス。


唇と唇が離れると、翼くんは満足そうに微笑んだ。


「お前が俺のこと諦めるとか百年早いんだよ、バーカ」


「なっ…!」


それはあながち間違ってないけどさ…!!

あたしはいつまでたって君に振りまわされて
君を諦めることが出来ないんだもん。