【完】俺様王子とKissから始めます。




「な、何が…?」


「俺がお前にどっぷりハマってる事ぐらい」



あたしにハマってる?

それはまた犬としてでしょ?
女の子としてはあたしに興味すらないんだから。


もう、わかんないよ。

翼くんの気持ちが……



「あたし、バカだからもっとちゃんと言ってくれないとわかんない…っ!」



涙が出そうになるのを必死に堪える。


翼くんの気持ちはいつも読み取れない。

思わせぶりなことをするくせにあたしのことなんか興味ない。

こんなこと言っておきながら、また期待したるあたしがいる。



「だから、お前のことが好きで好きでたまんねぇっつってんだよ」



そう言った翼くんの顔は珍しく真っ赤に染まっていた。


「なっ…////」



し、心臓に悪い。
こんな綺麗な整ってる顔にそんなこと言われて…

しかも、好きな人に…!!!

というか、翼くんがあたしのこと好きとかあたし夢ても見てるんじゃない!?

夢なら覚めてほしいような覚めて欲しくないような…?

翼くん……あたし、今度はほんとにほんとに期待しちゃうよ?

「好き」って言葉信じちゃうよ?