「やっと、目覚めましたか、プリンセス」
「な、なんであたしじゃないの…っ!?」
千鶴ちゃんがこの展開に動揺してるのかそう言った。
「あなたは俺にとって大切な人です。
でも、それは家族のようなものです。」
あたしはそのときわかった。
これはお客さんからしたら、演技にしか見えないけど
千鶴ちゃんと翼くんは本気で話してるんだ。
「うっ…そんな…っ…」
千鶴ちゃんは地面にしゃがみこんで泣き始めた。
すると、そこに一人の村人がやってきた。
それは…竹木くんだった。
竹木くんは村人役だったんだ。
そして、村人が
「大丈夫、君には僕がいるさ」
そういって抱きしめた。
えぇ…っ!?
竹木くんって千鶴ちゃんのこと好きだったの…!?
あまりの驚きにあ然とするあたし。
でも、翼くんはきっと分かってたんだろうな。
竹木くんが千鶴ちゃんを想っていたことを。
って…!!!
じゃあ、翼くんの好きな人って誰なの…!?



