【完】俺様王子とKissから始めます。




なのに、なんであたしがいないと意味が無いの?

翼くんが何を考えてるのか分かんないよ。


好きなんでしょ?千鶴ちゃんのこと。


だったら、あたしになんて構わないでよ。


辛くなるだけじゃん、惨めなだけじゃん。


「それに、またなくしたら俺が探してやるっつたろ?」


えっ…?

それってもしかして中学三年のときのこと?

翼くん、覚えててくれたの?


「…」


何も言わずに黙っていると、


「あー…もう来い」


あたしの腕をがしっと掴み、強制的に立ち上がらせた。


こ、来いってどこに…!?


「暴れんじゃねぇぞ」


そう聞こえたと思うと、体が浮き上がった。