『…これより二年A組のオリジナルシンデレラを開演いたします────…』 放送が入り、いよいよあたしたちの劇は幕を開けた。 緊張で心臓が飛び出そうだったけど、何とか噛まずにセリフを言うことが出来てあたしの出番は終わった。 「ふぅ~…緊張した」 「ねぇ、莉乙ちゃん」 裏でラストまで待機していたあたし。 だけど、何故か千鶴ちゃんに話しかけられた。 千鶴ちゃん、もうすぐしたらまた出番なのに あたしなんかと話してて大丈夫なのかな? そんなことを思いながら、返事をする。