もうすぐ、劇が始まる。
みんなで体育館に移動して準備を始める。
劇に出る人は髪型も整えてもらって用意してもらった衣装に着替えた。
「莉乙~、超可愛いっ!!」
朱里があたしに鏡を向けてくれた。
鏡に映るあたしはいつものあたしじゃないぐらい可愛い。
こんなにも変わるものなんだ……すごいな。
「ありがと~」
朱里にニコッ、と笑顔を向ける。
「千鶴ちゃん、えぐっ…!似合いすぎでしょ!」
「翼くんも相当だよ~っ!!!」
体育館の裏にいたみんなが騒ぎ出した。
あたしも見たかったけど見たらまた諦められなくなるから見ないようにした。



