「あ、ごめん…!
邪魔だよね。今退けるから…!」
そういって、慌てて椅子から立ち上がり横に退ける。
わわっ…っ!!
やばいよ…あたしかなり変なことしてた。
「別に…座りたきゃ座ってれば?」
「え?」
「っていうか、また俺の声幻聴だと思っただろ」
うっそ…!?
あれは幻聴じゃなかったの…!?
あたしは何回同じミスをすれば気が済むんだか。
「そ、それは……」
「んで、やっぱ俺のこと諦められないんだ」
言葉に詰まってモジモジしていると、翼くんが何故か嬉しそうに笑った。
「いや…別に…その…」
次に繋がる言葉がなかなか見つからない。



