【完】俺様王子とKissから始めます。




「だーれだ」


えっ……うそ……そんな

上から聞こえたとても柔らかい声は
あたしの好きな人、翼くんの声そのもので。

突然のことにドクンッと胸が高鳴る。

久しぶりに触れられた翼くんの手。
やっぱり、落ち着くし…好きだなぁ~…


「つ、翼くん…っ」


本人を前に名前を呼ぶのも久しぶりでドキドキする。

ていうか……なんであたし目塞がれてるの?


「正解」


そういった声が聞こえると視界が明るくなった。

あたしは慌てて後ろを振り返った。

そこには優しく微笑む愛しい彼の姿があった。