《翼side》




「……俺も千鶴のこと好きだよ」



そういうと、千鶴の顔はだんだん明るくなっていく。


だけど、俺の次の言葉でその顔はまた曇っていくのだろう。



「でも、それは幼なじみとして。」



そういうと、千鶴の顔は俺の思った通りみるみる曇っていく。


千鶴のことは好きだけど

それは恋愛感情とかじゃなく、ただの幼なじみとして。


俺はずっと勘違いしていたのかも。